貝殻焼成カルシウムとは?

貝殻焼成カルシウムとは、貝殻(ホタテや牡蠣やホッキ貝等)を1100℃以上の高温で焼いて作ったカルシウムです。

主成分は酸化カルシウム[CaO]ですが、純粋な酸化カルシウムではなく、貝殻に含まれるミネラル(ナトリウム[Na]・カリウム[K]・マグネシウム[Mg]・りん[P]・鉄[Fe]・亜鉛[Zn]・マンガン[Mn]・クロム[Cr]・ストロンチウム[Sr]・ニッケル[Ni]・銅[Cu]・硫黄[S]・塩素[Cl])などが含まれています。貝殻に含まれる炭酸カルシウム[CaO3]を900℃以上に加熱すると二酸化炭素[CO2]を放出して酸化カルシウムが出来ます。

つまり貝殻焼成カルシウムとは天然の貝殻を焼いて作ったカルシウムで安全性の高いものです。食品添加物として豆腐やこんにゃくを作る際にも用いられたりします。

貝殻焼成カルシウムは既存添加物

もちろん貝殻焼成カルシウムは厚生労働省が食品添加物として認めているものです。

厚生労働省:食品添加物
既存添加物名簿収載品目リスト
187番に貝殻焼成カルシウム【Calcinated shell calcium】がリストされています。