ポストハーベスト農薬とは?

ポストハーベスト農薬とは収穫後の農作物に使用する殺菌剤や防かび剤や防腐剤などのことです。日本では収穫後に農作物にポストハーベスト農薬を使用することは禁止されています。ポストハーベスト農薬は輸入食品に使われています。

日本の国内自給率は低く海外から多くの農作物を輸入しないと農作物が自国ではまかなえません。その為沢山の農作物を輸入するのですが、飛行機で空輸すると輸送コストがとても高くなってしまうため、一般的には船で輸送します。

船での輸送は輸入元の国にもよりますが数ヶ月間かかる事もあります。この間にカビが生えたり腐ったり、菌が繁殖したりするのを防ぐために何度もポストハーベスト農薬を使用するのです。ポストハーベスト農薬は、直接農作物にかけたり農作物を薬液の中に漬け込ませたりして使われるため、通常の農薬(収穫前に使用する為、プレハーベスト農薬とも言う)とは違い分解も少なく、残留度が高いのが特徴です。

私たちがスーパーなどで野菜や果物を買う時にもこういったポストハーベスト農薬処理されたものが沢山ならんでいます。しかしこういった防カビ剤や殺菌剤は発がん性や催奇形性が高いものが多いのです。